私は在来工法(木造軸組構法)を参考にしていたのですが、とある設計事務所の建物が気になっていた。その設計事務所では多くの建物に「SE構法」を採用していた。
ご存知の方も多いと構法ですが、何が良いのか? ズバリ強い 耐震性能である。集成材とSE金具を用いてラーメン構造で壁体でも耐震補強しているので頑丈で在来工法と比べて大きな空間を作るのに柱が必要ない(少なくて済む)そして全棟構造計算され第三者の検査も受けるのである。
今日は構法にSE構法を採用する工務店(建築事務所)さんへお邪魔してお話を伺った。埼玉県の越谷市を拠点に営業する「Rクラフト」さんです。
お話をしたのが代表の武田さんです。武田さんは15歳から大工として現場を学び、設計士や土地建物の資格を取り「Rクラフト」を立ち上げています。武田さんと話していると断線が多く、様々な話題が出てきて楽しかったです。それだけ良い物や新技術への探究心があり常に何かを得ようとする姿勢は共感できます。
家は買うものじゃない 建てる(造る)ものだと思っている私の考えとも呼応するように感じました。
普通なら会社のメリットや性能などを伝えるが武田さんはデメリットを教えてくれました。少人数で運営しているのでハウスメーカーのようなスピード感や接客の質は求めないで下さい、「お施主様」「お客様」みたいな崇め奉ることはなく客とは対等であると、基本ですよね こちらは家に対する対価を支払い、作り手側は建築する。
最後は、せっかくの注文住宅なのだからジックリと計画されて建築した方が良いとアドバイスを頂きました。
あえて、年間の棟数を抑え数を追わずに質を重視しているRクラフトさん その姿勢は建築会社としては理想的と思えます。ただ武田さんは棟数やりたいけど人数少ないから、無理と面白おかしく正直に話してくれました。
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