適材適所とは、もともと大工さんの言葉だと聞いたことがあります。それは木材の種類や部位を上手に利用する事で家を長持ちさせる工夫があったからだと思います。
例えば日本古来から使われていたヒノキ 香りと木肌が美しく油を含むことから水回りに使われた。松は粘りがあり梁に使われていた松はソリもあるので大工さんは松のソリを計算し梁の掛け方を工夫した古い古民家と言われるような建物の梁組は圧巻であるが、一昔前は当たり前だったんですよね。
で、本題のコストカットですが端的に
・間取りはシンプルに
・壊れる事を前提で
・間取りはシンプルに
間取りはシンプルが一番で四隅の柱の内側だけで完結するのが一番コストダウンできます。
ただ坪単価ありきの考え方をされる建築屋さんの場合は、部屋を極力仕切らずに収納棚や家具で曖昧に仕切る工夫をすれば坪数を減らすことができます。もちろん他の建築屋さんでも同じことが言えます。仕切りの壁や建具が減ればコストは下がります。下がらないわけがない。我が家も部屋は個室としては仕切っていませんでした。子供が大きくなって個室が必要になる期間はせいぜい10年程度おそらく子供たちは一人暮らし・独立すれば個室は不要になり物置部屋になってしまう。それから不要な廊下もつくらない部屋と通路を分けるのではなく部屋に通路を取り込むと間取りは広がり視界も良好です。
我が家では採用しなかった(できなかった)けど、「スケルトン・インフィル」という構造がある。
合理的な構造ですよね。側はしっかり 中身は自由に組み合わせる。
結論としては個室は極力つくらずに適度に仕切る。これが一番です。
・壊れる事を前提で
次に壊れる事を前提にというのは高価な住設を入れたい気持ちは十二分に理解できるのですが、動く物や日々使う物は「壊れる」が基本です。例えばガス給湯器は10年程度が寿命と言われています。それから太陽光発電も20年も経過すると発電量は落ちるし技術革新によって時代遅れになっているでしょう。まぁ30年はもたないでしょうね。我が家は住設は基本グレードとしています。もちろんポイントでオプションとなる部材も入れています例えば浴槽は人工大理石の浴槽して掃除が楽で長持ちするものにしています。これは動く部分ではなく耐久性が重要なのでFRPから変更しています金額的にも目玉が飛び出ない程度の金額のプラスだったからです。
これ以外にもコストダウンできる箇所はいくらでもあると思います。我が家は壁や天井を塗り壁にしたいと考えていましたが、やはり手作業となればコストはアップします。なのでリビングダイニング 主にお客様を迎え入れる場所と家族が多くの時間を過ごす場所を塗りにし、それ以外はクロスにすることでコストダウンしています。それからアーキテクトビルダー(設計士)さんの教えでトイレはタンクレスのパナソニック製にタンクありはTOTOという組み合わせです。しかし2階でもタンクレスが使えるとの事で1階そして2階もパナソニックのタンクレスになりそうです。
地味ですが、施主支給が出来るのもビルダーアーキテクトへ依頼する利点かもしれませんね。細かな部材をIKEAで購入して取り付けだけを頼むのもありです。我が家はタオルハンガーやトイレのペーパーホルダーをIKEAで購入する予定です。
我が家の住まい計画も設計から建築確認のフェーズへ移行しようとしています。
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